Jewelry Reform Story Episode 10398母からもらった指輪をネックレスにリフォームしたい
石の形はオーバル、石の大きさは約7.54mm×9.35mmありましたので、まずは該当する大きさのセミオーダーのサンプルから、イメージにぴったりのデザイン候補をあげていただきました。
ご依頼品の中石を横から見ると、実測はできませんが、一般的なものと比べると、厚みが高く感じられました。
理由としては、「 透明度が高く、色が濃い 」ことが品質が高いとされる宝石の種類の場合は、一般的な寸法よりも、石の厚みが高くすることで、透明度がありながら、色が薄くなりにくいようにしています。
このような石を「 腰が高い 」と職人は表現します。
今回は、石の厚みの実寸が計測できなかったため、デザインをご決定いただいてから、石を枠から外して、枠合せをしまして、若干、キューレットが出ることにより、石の欠けの恐れがあるため、改作によって、枠の厚みをつけて、石がきちんと収まるように仕立てています。
お客様I・Yさま、素敵なペンダント作りのお手伝いをさせていただき本当にありがとうございます。
末永くご愛用くださいませ。
